検事の千鳥朱子（高島礼子）と、高校の同級生だった郷原武彦（森岡豊）は人には言えないような関係を続けている。ある日、二人が通りかかったつり橋で、女子中学生二人が立ち往生をしていた。中学生を助けようとする女性の姿もあったが今にも落下しそうな状況で、郷原がそこに向かい危機を救った。

それからしばらく経ち、住宅街で殺人事件が起こった。殺人が起こった家に住む女性・北沢昌代（山口紗弥加）は、朱子たちがつり橋で出会った女性だった。その上、昌代は朱子の娘・鮎子（森迫永依）が通う学校のカウンセラーだと分かる。

被害者・中尾（浅見小四郎）をカマで殺害した犯人・奥平（稲葉友）は事故だったと話し、未成年の彼は不処分となった。

一方、仕事ばかりの生活を送る朱子は、鮎子との関係がギクシャクしていた。

ある夜、街で鮎子を見た朱子は、その姿を探すうち同じ制服を着た女子高生が職務質問を受けているところに出くわした。朱子はその子に見覚えがあった。

鮎子が持つ写真に一緒に写っていた子だ。その上、彼女は奥平と一緒にいて…。