倉庫街でランサーと対峙したセイバー。 両者間の緊張が高まる中、闘いの火蓋が切って落とされる。 英霊同士の戦いを初めて目の当たりにするアイリスフィールは、 その壮絶さに圧倒される。 一方、両者の戦闘を見張りつつ敵マスターの動きを探る切嗣と舞弥だが…
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切嗣たちの拠点で行われた攻防が収束を迎えた。 ランサーに救助されたケイネス。目覚めると寝台に寝かされていることに気づいた彼は、許嫁のソラウから、自分の置かれた絶望的状況と、とある提案を聞かされる。 一方、切嗣は、キャスター討伐を優先すべきというセイバーの進言を無視し、ケイネスを仕留めるべく、追撃を開始する。
切嗣が留守の折、彼らの拠点にライダーが乗り込んできた。 正面から堂々とやってきたライダーに、警戒するセイバー。 だがライダーは、王と呼ばれる者同士、一献交えようと申し出る。 その場にアーチャーも現れ、王の名を冠する3人の英霊たちは酒を酌み交わしながら 己の王道を語る。
南国の小さな島に暮らす少年、ケリィ。 家に閉じ込って不思議な研究をしている父、そしてその助手であり大好きな女の子シャーレイ。シャーレイは少年に聞いた。 「ケリィはさ、どんな大人になりたいの?」 これは少年ケリィこと、衛宮切嗣の原点の物語である。
綺礼が上げた狼煙を合図に、覚悟を決めた者たちが続々と集まる。 ウェイバーと共に戦場に駆け付けたライダーの前には、アーチャーが立ちはだかる。 英雄王と征服王。王者の戦いの火ぶたが切られた。 時同じくして、セイバーもまた宿命の対決に挑むことになる。
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