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異能バトルは日常系のなかで (2014)
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中西麻美子 — 原画
集 2
センシティブエイジ「厨二」
これ見よがしにギターを持って部室にやって来る安藤。散々自慢した末に千冬とギターを賭けた対決をし、誤って自分でギターを壊してしまう。その帰り道、ギターに気を取られて部室に鞄を忘れたことに気付き、取りに戻る安藤。すると、部室でひとり厨二感溢れる台詞を言いながら鏡の前でポーズをとっていた灯代と遭遇。更にパソコンにあった書きかけのラノベを見てしまい、実は灯代の夢がラノベ作家であることを知る。恥ずかしがる灯代に、無責任に応援はできないが、恥ずかしがる必要はどこにもないという安藤。
その言葉に少し後押しされる灯代。数日後、灯代の作品がコンクールで一次を通過し、安藤はお祝いに灯代に何かごちそうしたいと提案する。みんなにはラノベのことを秘密にしてほしいと灯代が言うので、必然的にふたりきりで会うことになり、当日はほとんどデートのような感じになる。安藤、灯代共に楽しく時間を過ごすが、そんなふたりの姿を鳩子が偶然見てしまう。
展开ユージュアルデイズ 「日常」
工藤からの攻撃からなんとか逃れる文芸部。しかし既に千冬と鳩子は工藤に異能を取られてしまっていた。工藤は誰かに身体を乗っ取られてるのではないかと推測し、再び部室にひとりで向かう安藤。工藤の持つ千冬と鳩子の異能で攻撃されて傷だらけになりながらも、異能の第二ステージを覚醒させる。工藤は安藤の異能を吸い取るが、実は覚醒した安藤の異能は、発動者も消すことの出来ないただ熱いだけの業火。結局工藤に憑依した人間・萩浦は燃える工藤の身体から逃げ出していく。文芸部の皆も駆けつけ、初めて発動したときと同じように、千冬の出したギロチンで腕を切り落とし、彩弓の力で治療することで何とか異能を収束させ、工藤を取り戻す。実は萩浦は『F』の残党。「面白いから」という理由で相模に唆されていたのだが、萩浦は桐生の手で倒され、相模もまた、桐生から二度と安藤達に手を出すなと警告を受ける。事件が解決した後、工藤のお見舞いに訪れた彩弓は、工藤とふたり、お互い厄介な人を好きなったものだと話し、苦笑する。また、鳩子は灯代に、本当はずっと異能なんていらないと思っていたけれど、今は異能は安藤と自分、そしてみんなをつないでくれるものだと思えるようになったと話す。
そんな鳩子に、灯代は自分も安藤が好きだと告白し、ライバルでありながらも友達でいられたらと思っていると告げる。安藤は千冬に「異能のせいで今回のようなことが今後もあるかもしれないけれど、それでも仲間として一緒にいて欲しい」と言い、更に「異能はかっけー『だけ』でいい」のだと言い切る。そんな安藤を千冬は「かっけー」と思う。そして、夏休みが終わり新学期が始まる。彼らの日常は続いて行く。
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