集 36
第五幕 サーカス~出発
何度も訪れたピンチから勝を守った鳴海だったが、屋敷の爆発にのまれ、消息不明となる。勝は、大きな喪失感を覚えながらも、鳴海に教わった通り強く生きようと決意し、日常の学校生活へと戻っていく。一方、そんな勝を見守るため、しろがねは勝の通う小学校の隣にある高校に編入する。
展开第七幕 Demonic
奇病・ゾナハ病の真実、そしてゾナハ病をばら撒く元凶・真夜中のサーカスの存在を知った鳴海。子供たちの未来を奪う自動人形を倒すべく、鳴海は人形破壊者=しろがねとなることを決意する。一方、仲町サーカスとともに行動する勝としろがねは、謎の女性・ヴィルマと遭遇する。
展开第八幕 一瞬の始まりと終わり
新たな仲間・ナイフ使いのヴィルマが加わった仲町サーカスは、集めた興行資金により、伊豆にてようやく公演の時を迎える。いよいよ公演が始まるというそのとき、太平洋上空では鳴海、ギイ、ルシールが真夜中のサーカスの痕跡を求めて、上海行きの飛行機に搭乗していた。しかし、機内には自動人形も乗り込んでおり、激しい交戦状態に陥ってしまう。
展开第十幕 フランシーヌ
梁(リャン)から語られる真実の過去。かつて、錬金術を志した青年・金(ジン)と銀(イン)の兄弟。彼らが出会い、そして互いに愛したフランシーヌという女性。3人の間で起きた想いの掛け違いにより、奇病・ゾナハ病はフランスのとある村に放たれたのだった。真実を知った鳴海たちの元に、最古の四人と称される自動人形の一体・パンタローネが姿を現す。
展开第十一幕 ファンファーレ
中国での出来事をきっかけに、真夜中のサーカスの居場所がついに発見される。場所はサハラ砂漠。真夜中のサーカスを殲滅するべく世界中からサハラ砂漠に集うしろがねたち。鳴海はそこで、身体の一部を機械化した・しろがね-Oたちを束ねるフェイスレス司令や、砂漠地帯で活躍するしろがね・ファティマらと出会う。
展开第十二幕 「顔なし」指令
「真夜中のサーカス」テント内にて、メリーゴーランド・オルセン、アクロバットブラザーズに勝利した鳴海たち。次に現れたのは、どちらかがフランシーヌ人形の部屋に続いているという二つの扉。鳴海たちは二手に分かれて突破を図るが、扉の先で新たな敵が待ち受ける。
展开第十四幕 夜更けの海
激戦の中でひとつ、またひとつと消えゆく命。鳴海もまた生死の境を彷徨っていた。そんな鳴海を救うべく、命がけの手術に挑むロッケンフィールド。一方、フランシーヌ人形と瓜二つのアンジェリーナ人形によって動きを封じられていたアルレッキーノとパンタローネがついに自由を取り戻す。徐々に形勢が悪化していく中、仲間たちの体と想いを受け継いだ鳴海がついに目を覚ます。
展开第十五幕 はじまりの場所へ
自身の出生の謎を知るべく、一人仲町サーカスの元を離れる勝。訪れたのは、かつて母と暮らしたアパート。母の死をきっかけに才賀家に引き取られたことを思い出す勝だが、父・貞義の顔はどうしても思い出せない。さらに移動する中で祖父・正二との会話に思いをはせた勝は、自身が生まれ変わった始まりの場所、からくり屋敷へと向かう。
展开第二十一幕 銀色の女神
時を超え、姿を変え、自らの願いを叶えるために運命の糸を操っていた人物。それは、フェイスレスとして姿を現した白金であった。しろがねを攫い姿を消したフェイスレスは、巨大な銀色の女神を世界中に出現させる。そこからばら撒かれるゾナハ病。怒りと悲しみに体を震わせる勝は、ジャック・オー・ランターンに飛び乗り女神を追撃する。しかし、実体のない女神にはまるで通じない。ゾナハ病の蔓延を何としても食い止めるべく、勝はギイやリーゼと共にフェイスレスを追う。
展开第二十二幕 「ハリー」へ向かう!!
ゾナハ病治療マシーン・ハリーを守るべく、研究所に到着した鳴海たち。トムを人質に取られたミンシアは、自動人形・ジョーンズと交戦状態に入る。ジョーンズの攻撃に翻弄されるミンシアだったが、死んでいった父やルシールたちのことを思い出し、奮起する。その頃、捕らわれの身であるしろがねは、自身をフランシーヌと呼び敬うコロンビーヌ、パンタローネ、アルレッキーノに煩わされていた。
展开第二十三幕 悪魔再び
戦いが続くゾナハ病研究所。ジョージは新型のしろがね-Oであるシュナージーと激突するが、まるで歯が立たない。そんなジョージに対し、フェイスレスの側についた理由を語るシュナージー。一方、阿紫花はサハラでの因縁があるパンタローネに戦いを挑む。攻撃の分析とフウの言葉をもとに勝機を見出すが、その上をいくパンタローネに次第に圧倒されていく。
展开第二十五幕 モン・サン・ミッシェルにて
しろがねはアルレッキーノの案内で最後の四人の部屋を巡るが、虚しさを覚える。そして、アルレッキーノに対し喜びについて説く。その頃、勝、リーゼ、グリュポンはフェイスレスの飛行船を追っていた。しかし、突然走った稲妻によって深い霧の中へと落ちてしまう。勝とリーゼが気が付くと、そこはフェイスレスの根城であるモン・サン・ミッシェルであった。さらに息つく暇もなく、リーゼと因縁のある猛獣使いのドクトル・ラーオが現れる。
展开第二十六幕 アニマル・ショウ
コロンビーヌが勝を連れて入った場所。そこではOの本体が保存されていた。Oの秘密を知り、その身勝手さに怒りをあらわにする勝は、追ってきたOたちに立ち向かう。一方リーゼは逃げ込んだ先で、ドクトル・ラーオすら手懐けられない幻獣に遭遇する。死を意識するリーゼ。しかしその瞬間、勝の言葉が脳裏をよぎる。
展开第二十七幕 転送(ダウンロード)
勝はグリュポンから受け取ったあるるかんを操り、フェイスレスと最後の四人に迫る。だが多勢に無勢で、苦戦を強いられてしまう。そこへコロンビーヌとリーゼが加勢し、戦況は拮抗する。勝はエレオノールを救い出すため、フェイスレスに一対一の戦いを挑む。
展开第二十八幕 ぶたちゃんはあるいていった
フェイスレスの勝に自分の意識をダウンロードする作戦は、成功したかに見えた。だが、勝の頭の中では、自身とフェイスレス二人の意識が激しく争っていた。ロケットの発射時間が刻一刻と迫る中、勝はフェイスレスに再度挑む。一方、城の一角ではコロンビーヌとディアマンティーナが戦いを繰り広げる。
展开第二十九幕 しろがねのやったこと
エレオノールは、フウの居城で鳴海たちと再会する。しかし、acc鳴海はエレオノールをフェイスレスの手下だと疑い、邪険に扱う。また、城に避難している人々からも同様に、冷たい視線を向けられてしまう。エレオノールは身の潔白を証明すべく、自分の記憶を皆に明かすことを決意する。
展开第三十幕 Pieta
フェイスレスの野望を阻止するため、鳴海やエレオノール、仲町サーカスの面々はスペースシャトルの発射場へ向かうことを決断する。しかし、共に戦うことになって尚、鳴海はエレオノールを遠ざけている。そんな鳴海の本性を引き出すべく、ギイは鳴海に決闘を申し込む。一方、エレオノールを探す勝は手がかりを掴み、フウの居城を目指し始める。
展开第三十一幕 黒の流星
ギイの決死の戦いにより、自動人形の大半は壊滅した。しかし、爆発から生き延びた残党は、鳴海たちの汽車を止めに向かう。難を逃れた勝も汽車を目指す。その頃汽車の中では、戦闘を控えた仲町・ヒロ・ノリが、今は亡き「母」の記憶を思い起こしていた。
展开第三十三幕 仲町三人vsレディ・スパイダー
レディ・スパイダーと対峙した仲町・ノリ・ヒロ。だが敵の顔は、亡き母親に酷似しており動揺してしまう。仲町たちは敵に隙を作るため、自らの芸を次々と披露してゆくが、その度に攻撃を受け、身体はボロボロになってゆく。
展开第三十四幕 背中を守る者
パンタローネを倒したハーレクインは、鳴海たちの列車に迫る。早速戦おうとする鳴海をかばうため、エレオノールはあるるかんを手に、独りハーレクインに挑む。一方、勝もグラツィアーノと激しい空中戦を繰り広げる。
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