瀬古浩司 — Scenariul
Episoade 49
ここではないどこか
辺境の地アイスランドで暮らすトルフィンは、冒険に憧れ、広い世界に興味を持つ元気な少年。レイフから聞かされる理想郷「ヴィンランド」に夢を馳せながら、かつて強力な戦士だった父・トールズと共に静かで平穏な毎日を送っていた。ある日、逃亡してきた奴隷をトールズが助けたことから戦士達の物語の歯車が回り始める。今ここに、男達の壮大なる物語(サガ)が始まる……。
Citiți mai multe剣
1002年。イングランド軍のヴァイキング襲撃を機に、両国の戦争は激化の一途を辿っていた。ある日、トルフィンの村にヨーム戦士団の軍船が現れる。それはトールズがかつて大隊長を務めていた軍団であり、これからの戦のために彼を呼び戻しに来た。村を人質として脅され、参戦せざるを得ない状況に追い込まれたトールズは、家族と村のため、己の呪われた過去と立ち向かう旅に出る。
Citiți mai multe戦鬼
アシェラッドは、ヨーム戦士団のフローキから、かつてヨームのトロル(戦鬼)とよばれたトールズを「殺せ」と名も知らぬたった1人の戦士の処刑を命じられる。そんな事も露知らず、初めての戦に心を踊らせる村人たち。トルフィンもまた同じであった。イングランドを目指し、厳しい航海の旅が始まる。
Citiți mai multe本当の戦士
アシェラッド兵団の罠にかかり、絶望的な危機に陥ったトールズ達だが、トールズの圧倒的な強さの前に為す術なく兵団員達は倒れてゆく。しかし、平和な村で生きてきた村人達と幼い息子・トルフィンが背後にいる以上、全員助かる事が困難であると、トールズはわかっていた。そこでトールズはある決断をする。
Citiți mai multe戦鬼の子
アシェラッド兵団に父トールズを殺されたトルフィンは絶望の中、復讐の為アシェラッドらに奪われた父の船に隠れ、仇討の機会を伺う。しかしその生活は過酷で、飲み物も食べ物も与えられずどんどん衰弱していく。そんな中、とある村で剣を手にアシェラッドの寝込みを襲おうとするが…。
Citiți mai multe旅の始まり
アシェラッド兵団の一員として、初めて戦場に立つトルフィン。 イングランド征服を目的とした戦争の悲惨な現実を目の前に逃げ出そうとするも、父の仇アシェラッドを決闘により倒すため自ら戦火へ身を投じる。 その後、目覚ましい戦闘力を身に着けていくトルフィンだったが、ある夜、イングランド兵との戦闘で傷を負い、 海辺の村で暮らすイングランド人の母娘に命を救われる。
Citiți mai multe北人
イングランド軍との戦争から一時撤退したアシェラッド兵団。 期待していた稼ぎ場を失った彼らは、ある日、フランク族同士の小競り合いを発見する。 アシェラッドは土豪の本拠地であるこの場所で宝を奪おうと画策し、トルフィンを軍使として向かわせ参戦することに。 トルフィンは16歳になっていた。その目は冷たく、立派なヴァイキングの一員となっていた。
Citiți mai multe海の果ての果て
フランク族から奪った財宝を手に、冬越しのためデンマーク・ユトランド半島にあるゴルムの村へ帰港したアシェラッド兵団。 フランク族の小競り合いの時、隊長首をとった褒美として、トルフィンはアシェラッドに決闘を挑む。 数々の戦場経験を積んだトルフィンは兵団を唸らせるほどまで成長していたが、それでもアシェラッドとの差は歴然だった。
Citiți mai multeロンドン橋の死闘
西暦1013年10月、スヴェン大王は、デンマーク・ヴァイキング主力艦隊を率いてイングランド領地・ロンドン橋陥落を目論む。 デンマーク軍に雇われたアシェラッド兵団もその中にあった。 圧倒的戦力を誇る「のっぽのトルケル」がイングランド側に寝返ったことにより、ロンドン橋は難攻不落の要塞と化し、戦況は停滞を余儀なくされていた。 トルケルの首をとってくれば決闘をしてやるとアシェラッドに言いくるめられ、トルフィンは単身敵軍に乗り込む。
Citiți mai multeラグナロク
西暦1013年10月、スヴェン大王は、デンマーク軍本隊から離れたアシェラッド兵団はロンドンより西へ100km以上離れた農村を襲撃し享楽を貪っていた。 略奪した食料で飲み食いし騒ぐ兵団たちを尻目に、村が見下ろせる丘へ登るトルフィン。 殺された父を思い復讐の念に拳を握りしめていると、そこには暗闇に座り込むアシェラッドの姿が。 かつて「ブリタニア」が存在したこと、世界が老いてゆくこと。 アシェラッドはトルフィンに最終戦争(ラグナロク)について聞かせるのだった。
Citiți mai multe賭け
クヌートを人質として連れ去り、デンマーク軍本隊を追うトルケル軍。たった500の兵でデンマーク軍1万6千の兵を敵に回そうとする行為が理解できないラグナルに、トルケルは戦って死んだ者だけが行けるというノルマン戦士の誉れ「ヴァルハラ」について語るのだった。
Citiți mai multe対岸の国
追ってくるトルケル軍から逃げ、進軍するアシェラッド兵団だったが、セヴァーン川にて一時足を止めていた。川の渡し舟の老人に手紙を託したアシェラッドは、大至急向こう岸へと運ぶよう伝える。老人は手紙の届け先を聞き、直ちに船を漕いでいく…。
Citiți mai multe英雄の子
川を渡りウェールズに逃れ、王子クヌートを連れてトルケル軍の追撃を脱したアシェラッド兵団。しかし、ブリケイニオグ王国国境付近で岩場に隠れていた兵士たちに包囲され、足止めを食らっていた。アシェラッドは王国の使者と交渉を試みる中で、彼の「計画」を明かすのだった。
Citiți mai multe暁光
進路を変更し、過酷な風雪の中マーシア伯領を横断してデンマーク軍本隊がいるゲインズバラへの帰還を目指していたアシェラッド兵団。 慣れない吹雪の中、小さな村に目をつけた一行は、行動を起こす…
Citiți mai multe冬至祭(ユル)のあと
クヌートを取り逃がし、イングランド中部で進軍を止めていたトルケル軍。 デンマークとイングランドの争いも終結の兆しを見せはじめたと聞き、戦争が終わるのを悲嘆するトルケルのもとに、とある情報が舞い込んだ。
Citiți mai multeケダモノの歴史
冬営のために略奪した村でイングランド兵の敵襲を受けたアシェラッドたちは、イングランド兵隊長を捕らえ、なぜ居場所がわかったのかを問い質す。拷問にかけられた兵隊長が口にしたのは、トルケル軍が迫っているという情報だった。動揺したアシェラッドの部下たちの間には不穏な空気が漂う…
Citiți mai multe仕えし者
トルケルから逃げるため進軍していた一行だが、クヌート王子を手土産にトルケル軍に入ろうと考えたトルグリムたちは、ついに謀反を起こした。アシェラッドを取り囲み、クヌートを引き渡すよう交渉するが…
Citiți mai multeゆりかごの外
アシェラッドの身柄を賭けたトルフィンとトルケルの決闘が成立し、互角にやり合う両者。トールズの子に期待するトルケルは、「本当の戦士」とは何だとトルフィンに問うのだった。 一方、逃げる最中で襲撃にあったクヌートは、夢の中である人物と再会する。
Citiți mai multe共闘
トルケルの強烈な一撃によりひどい怪我を負ったトルフィン。勝つためには何をしたらい いか考えろと言われ、再び戦えるようにしようとするアシェラッドの手当てをうける。 彼がトルフィンに提案したのは、2 人が生き延びるための共闘作戦だった。
Citiți mai multe王冠
戦士達の争いを収めたクヌートはアシェラッドとトルケルを配下につけ、ゲインズバラに帰還する。 ラグナルの死を経て、戦いの最中に愛とは何かを悟り覚醒したクヌートは、それまで持っていた父への僅かな思いを一切捨て、アシェラッドとともにスヴェン王の暗殺を企てる。
Citiți mai multe再会
御前会議に出席するため、クヌート一行はイングランド北部の町・ヨークに入港する。 スヴェン王に対抗すべく打って出たいクヌート達だが、王は北海最強のヨーム戦士団に厳重に警護されながら、息子の動向を注視している。一触即発の状況の中、アシェラッドは一計を案じる。 一方、共に入港したトルフィンはかつての自分を知る人物と再会する。
Citiți mai multe孤狼
クヌートとトルケルが見守る中、アシェラッドと決闘を始めるトルフィン。 しかしビョルンを送った直後のアシェラッドのただならぬ雰囲気に気圧され、トルフィンはなかなか攻撃を仕掛けられずにいた。 その様子を見かねたアシェラッドは剣を放り投げ素手で十分だと彼を挑発する。 激昂したトルフィンは…
Citiți mai multe誤算
先のクヌート暗殺未遂により「王がクヌートを殺そうとしている」という噂がヨークに広がり、王はクヌートが不利になるような命令は下せなくなった。すべて自分の思惑通りに事が運んだと笑うアシェラッドだったが、スヴェン王のとある一言により形勢が逆転する。 一方、街で騒動を起こしたトルフィンは治安を乱した罪として投獄されてしまい…
Citiți mai multeEND OF THE PROLOGUE
スヴェン王の御前へと進んだアシェラッドは、なんとかウェールズ侵攻を思いとどまらせようと言葉を重ねる。 同じ頃、レイフの説得に応じ故郷へ帰ることを決心したトルフィン。 しかし、船に乗る直前で目にしたのは一羽のアジサシが飛び立つところで…
Citiți mai multe奴隷
北イングランドの青年エイナルは穏やかな農村で母と妹と3人で暮らしていた。しかし、ある日ヴァイキングの襲撃によって農村は壊滅し、エイナルの人生は一変する。今再び、激動の時代で本当の戦士の物語(サガ)が始まる……
Citiți mai multeケティルの農場
デンマークの地主ケティルは奴隷のエイナルにトルフィンと協力して広大な森を開墾するよう命じる。開墾した畑の収穫物の金額が自身の値段を上回れば「自由」を与えるという条件に驚き喜ぶエイナル。だがトルフィンの表情は変わらず暗いままであった。
Citiți mai multe蛇
ケティルの息子オルマルが一人前になるため、農場の用心棒である「客人」たちは通過儀礼としてオルマルに「殺しの経験」を積ませようとする。ある朝、悪夢にうなされて起きたトルフィンと農場での生活に希望を見出し始めていたエイナルの前に客人たちが現れる。
Citiți mai multe目覚め
客人の一人キツネがトルフィンに向け剣を振り上げた時、客人たちのリーダーである「蛇」が現れその場を治める。エイナルはトルフィンの驚異的な身のこなしを見て、トルフィンがかつて戦士であったことを知る。
Citiți mai multe血の道
デンマーク王スヴェンの死後、支配者を失ったイングランドは再び戦火に包まれていた。かつて誰よりも争いを嫌っていたクヌートはイングランドを征服すべく、ただ一人修羅の道を歩んでいた。
Citiți mai multe6.5 - Drowning in the Shadow
Special ONA covering events not shown in the original manga.
Citiți mai multe馬がほしい
トルフィンとエイナルは広大な森の開墾作業を効率的に進めるため馬の労働力を欲していた。しかし、奴隷の身分である2人に馬を貸してくれる者はおらず、途方に暮れていたところ、スヴェルケルと名乗る風変わりな老人と出会う。
Citiți mai multe鉄拳ケティル
農場では食料の盗難が続いており客人たちが捜査を進めていた。時を同じくしてケティル家の長男トールギルが帰省する。トールギルは心穏やかな父ケティルとは違い、勇猛なヴァイキング気質で、クヌートの従士であった。盗難の犯人として幼い兄妹が捕まえられ、2人の処罰を決める会議が始まる。
Citiți mai multeカラッポな男
トルフィンはいつもの悪夢にうなされ続けていた。復讐だけを考えて戦場を生きてきたトルフィンは、アシェラッドを失い生きる意味を見失っていた。そんな自分に悩むトルフィンに対しエイナルやスヴェルケルは「人は変われる」と言葉をかける。
Citiți mai multe誓い
奉公人たちとの乱闘で不意を突かれ意識を失ったトルフィン。そのさなかに見た夢に現れたのは父トールズと仇敵アシェラッドであった。彼らは今のトルフィンを見て何を思い何を語るのか。
Citiți mai multe呪いの首
森の開墾を始めて3年、トルフィンとエイナルは全ての木を切り倒した。そしてもうすぐ自由になれることを知り、自分たちの未来について語りあう。時を同じくしてイングランドの覇者となったクヌートがデンマークの王都イェリングを訪れていた。
Citiți mai multe王と剣
クヌートが逗留するイェリングを訪れるケティルとトールギル、オルマル。そこでトルフィンを探し続けているレイフと出会う。 一方、クヌートはイングランド駐留軍の維持費を捻出するため、ケティルの農場に白羽の矢を立てていた。
Citiți mai multe失われた愛のために
クヌートはケティル農場の接収を目論んでいた。その陰謀を知らないオルマルはクヌートの使者から侮辱を受け決闘を申し込んでしまう。そこにトールギルも現れ取り返しのつかない事態に発展する。
Citiți mai multe暗雲
ケティル農場の周辺で一人の奴隷が主人一家を惨殺し、脱走する事件がおきる。
一方、農場では自由が目前となったトルフィンとエイナルが今後の身の振り方を思案していた。 自分の意志で自由になることができないアルネイズを思いやるエイナル。 そんななか、スヴェルケルが畑で倒れてしまう。
Citiți mai multe自由
脱走した奴隷のガルザルはアルネイズのかつての夫であった。
ガルザルはアルネイズと共に逃亡を試みるが、部下を殺された蛇が立ちはだかる。
アルネイズの自由を望むエイナルはガルザルに加勢しようと斧を手に取るも、トルフィンに引き留められ……
Citiți mai multe嵐
蛇に敗れたガルザルは砦に拘束されていた。
アルネイズはガルザルに会おうと客人たちに必死に訴えなんとか彼のもとにたどり着く。
アルネイズを見たガルザルは心中をあらわにする。
Citiți mai multe大義
見張りの客人たちを殺したガルザルは姿をくらませていた。
客人たちがガルザルの捜索を強化する中、エイナルはアルネイズたちに力を貸すことに決め、トルフィンも迷いながらも協力することにしたが……
Citiți mai multe家路
トルフィンたちの囮作戦に気が付いた蛇が、今まさに脱出しようとしていたガルザルとアルネイズたちの前に姿を現す。
この場で蛇と闘える者は一人だけ。トルフィンは初めて、闘いたくない相手との対峙を迫られる。
客人たちがガルザルの捜索を強化する中、エイナルはアルネイズたちに力を貸すことに決め、トルフィンも迷いながらも協力することにしたが……
Citiți mai multe最初の手段
何とかクヌートの手を逃れ、レイフの船で農場に戻って来たケティルたちであったが、クヌート率いる軍団はすぐそこまで迫っていた。トールギルは戦争の準備を始めたが、ケティルは現実を受け入れられず憔悴し帰宅する。そこで、唯一の心のよりどころであったアルネイズが逃亡を図ったことを知る。
Citiți mai multeケティル農場の戦い
ケティル率いる農民たちと、クヌート率いるヨーム戦士団との闘いが始まった。しかし歴戦のヨーム戦士団にはまるで歯が立たず、次々と殺されていく農民たち。一方、トルフィンたちは戦闘のどさくさにまぎれ重傷のアルネイズを連れ出し、戦争から逃れる為レイフの船へと向かう。
Citiți mai multe痛み
ケティルたちはクヌート軍の圧倒的な力の前になすすべなく敗北する。しかしクヌートの首を狙うトールギルが単身で奇襲をしかけ、混乱のなか戦闘は一時中断する。船に向かっていたトルフィン達だったが途中アルネイズの意識が戻り、エイナルとトルフィンへの感謝を口にする。
Citiți mai multe勇気
多数の戦死者を出した農場側はクヌートからケティル一族の投降を条件に2度目の降伏勧告を受けていた。それに対し、ケティルの妻とトールギルは諦めず戦争の継続を望む。抗戦か降伏か、その決定は意識のないケティルに代わり、後継者のオルマルに託された。
Citiți mai multe叛逆の帝王
近衛兵「熊殺しのドロット」の拳を100発耐えることができれば、クヌートとの面会が許される約束を取り付けたトルフィン。降伏を告げに来たオルマルと蛇が事情を知って止めに入るが、トルフィンは頑として耐え続ける。そのトルフィンの姿にやがて周囲は言葉を失う。
Citiți mai multeふたつの道
クヌートと対峙したトルフィンとエイナルはそれぞれの立場から、現在に至る想いをクヌートにぶつける。しかしクヌートは自身が目指す「楽土建設」の為、ケティル農場の接収をやめるつもりはないことを宣言し、場は緊張に包まれる。
Citiți mai multe故郷
トルフィンはエイナルとともにレイフの船で10数年ぶりに故郷アイスランドへ帰還する。生き別れた姉のユルヴァ、そして母ヘルガと再会し、一時の幸福を享受するトルフィン。虐げられている命を救うため、新たな旅へ出る決意を語り始める。その表情には亡き父トールズの面影があった。
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