シャンディーナ紀672年、フォーランド王国にクーデターが勃発した。ドクター・アカマシの率いる反乱軍の前に国王は倒れ、王女アリタだけが王宮から逃亡する。
国境に近い森に逃げ込んだアリタは、賞金稼ぎのファリスと出会うが、一緒に崖から落ちた2人が目覚めると、なんと互いの姿が入れ替わっていた!
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王女の姿になったファリスの協力で、反乱軍を追い返すことに成功はしたが、国王不在のままでは国は治まらない。王女付きの侍女ミラノと名乗ることにしたアリタは、王女の姿になったファリスに、王位について国を守ってくれるように依頼した。
そして戴冠式の日、街にはドクターアカマシたちの姿があった。
王女アリタの兄カイトは、王の後継者のはずだったが、他国に遠征に行って帰ってこないままだった。
何度も敗北したアカマシたちは、王女の侍女ミラノに目をつける。王宮に忍び込んだアカマシたちと遭遇するミラノ。そして、ゴブリン退治に出ていた王女に驚くべき知らせがもたらされた。
ついに国に帰還したカイト王子。王子が戴冠すれば王女アリタのふりをしていたファリスの役目は終わる。別れの日を目前にして、互いに少し寂しい気持ちになる、ファリスとミラノ。
その夜、ファリスのもとにカイトの使いが訪れる。呼ばれた先でファリスは驚くべき事実を知るのだった。
裏切り者の汚名を着せられ、追われる身になってしまったファリスとミラノたち。彼女たちをかくまったのは、旅の占い師ファネラだった。彼女の馬車に乗って、国境を越えて逃げようとする一同。
ファリスはそこでミラノからすべての秘密を明かされる。それはこの世界の隠された歴史だった。
世界の隠された過去と、王女アリタが背負っていた宿命を知るファリス。同時にファリスが背負う宿命もが明らかになった。
国境を目前にして一同は再びフォーランドの王宮を目指す。自分たちが背負わされた宿命から逃げずに、正面から立ち向かうことを彼女たちは決意していた。そして、最後の戦いが始まった――。
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