４１名の人間と９７７頭の動物を殺害した狂暴かつ巨大なアフリカ象を、たった一人の男が打倒したというニュースが全世界を震撼させていた。一方その頃刃牙はというと、高校に一人ナイフを持って訪れた小学生からタイマン勝負を挑まれていた。

地上最強の男、勇次郎との決戦に向けて、トレーニングに励む刃牙。しかしそのトレーニングの相手はなんと昆虫のカマキリ。刃牙は自分のイメージの中で１００キロのカマキリを作り出し、命がけの死闘を繰り広げる！

大観衆が集まったアメリカ大統領のパレードに謎の少年が現れ、厳重な警備をものともせず、衆人環視の中で大統領を拉致してみせる。その犯人とは...。

刃牙は、囚人たちから"ミスター・セカン"と呼ばれて恐れられる男、ゲバルに出会う。理不尽が日常の刑務所内で、ゲバルは自由気ままに行動していた。

出所を目前に控えたアイアン・マイケルに迫る、恐ろしい刺客の手。冷酷な三つ子の連携攻撃が、元ボクシング世界王者のマイケルを潰すべく襲い掛かる!

刑務所の頂点に立つオリバには、所内で恋人と暮らしているといううわさが。それを聞いたゲバルは、自分を大きく見せるためのデマだと一笑に付す。

ついに始まった、オリバ対ゲバルの一戦。2人は互いに1つの布を持ち、その布を離した方が負けになる。戦いを見守る誰もが、布の行方から目が離せない。

自国で貧困にあえぐ弱き民を思い、負けるわけにはいかないと奮起するゲバル。やがて、2人の激闘に終止符が打たれ、オリバはある物を目にする。

脱走を試みた刃牙は刑務官に取り囲まれて銃を突き付けられるが、慌てる様子はない。余裕の表情を崩さない刃牙には、何か考えがあるようだった。

懲罰房の刃牙のもとへ足を運び、2週間後の対決を持ち掛けるオリバ。だが、この時オリバはまだ気づいていなかった。戦いは、もう始まっていると。

ミスター・アンチェインことオリバの強さと戦い方はあまりにも異次元で、刃牙の想像をはるかに超えていた。果たして、刃牙に勝機は残されているのか!?