上司からパワハラを受けたために精神と胃をやられ、前の職場を辞めて広告代理店の営業職に転職した桃瀬。しかし過去のトラウマが原因で「この新しい上司もパワハラ上司だったらどうしよう…」と不安のあまり、出社初日早々外回り中に激しい胃痛が原因でしゃがみこんで動けなくなってしまう。「早く立たないと…蹴られる…かも」と桃瀬が一人で内心焦っている時、一緒にいた新しい上司、白崎がとった驚きの行動とは……?!

リニューアルした遊園地の広告を作るために、現地取材に行く桃瀬と白崎。「いい広告を作るためには実際にそのアトラクションを楽しむことが大事だと思うんだ」と言う白崎の言葉からメリーゴーランドやジェットコースターなど様々なアトラクションを体験する。無事現地取材を終えた帰り道、停電で二人が乗る電車が緊急停車してしまう。真っ暗な車内で、桃瀬が白崎に話した「転職を決めた日」のこととは……?!

とある日、桃瀬と白崎は道端でダンボールに入った捨て子猫と出会う。最初は白崎を怖がり威嚇している子猫だったが、白崎の優しい言葉と行動により懐き始め、一緒に暮らすことに。子猫を飼い始めてから名前が決まらず悩んでいる最中、白崎がふと思い出したのは子どもの頃、猫と間違えて拾ったタヌキのことだった。寂しくも山に返してあげる時に祖母と二人でタヌキに付けた名前を参考にして、白崎が子猫に付けた名前は……⁈

桃瀬と白崎の微笑ましいやり取りを見て、桃瀬と同じくパワハラ上司に悩まされていた金城は転職を決意。無事二人と同じ会社に転職し、金城の教育担当には青山が就くことになった。そしてある日の勤務終わりに、桃瀬・白崎・青山・金城の４人で飲みに行くことに。金城は桃瀬が「これまで上司のいる飲み会で酔ったことなんて一度もない」と以前にこぼしていたことを気にかけていたが、今回の飲み会で桃瀬は酔うことができたのか――⁈

噴水にスマホを落としてしまい、機種変更をすることになった桃瀬。すると着信拒否をしていたはずの元上司の黒野から電話がかかってきて、パニックになってしまう。そんな桃瀬を心配した白崎は、桃瀬を自宅まで送ってあげることに。今まで過去の傷と向き合うことを恐れていた桃瀬だったが、白崎から自分のことを想う温かいエピソードを聞き、黒野に向き合う勇気を得る。そして意を決して電話を掛けた桃瀬に白崎がした提案とは――⁈

白崎の家で楽しく居候生活を送る中で、桃瀬は改めてきちんと元上司の黒野のことを白崎に話す決意をする。入社当初、黒野の期待に応えなければと思っていた時のことから、日に日に酷くなっていく数々のパワハラについて、一生懸命話す桃瀬。後日、桃瀬が着替えを取りにアパートに戻った時、ふと窓の外を見るとアパートの裏には暗くてよくは見えないが人影があって……！

桃瀬と白崎が次に出張に向かったのは白崎の地元である秋田県だった。子どもの頃、ナマハゲにさらわれたことでトラウマを抱える白崎だったが、無事に取材を終えることができた。そして白崎が、祖母から「見せたいものがある」と連絡をもらっていたことから、二人は白崎の実家に向かうことに。祖母の提案で昔のアルバムを見ながら思い出話に花が咲く中、祖母が明かした「見せたいもの」は白崎が全く予想もしないもので――。

急遽合コンに行くことになった、桃瀬・白崎・青山・金城の4人。桃瀬は前の上司と行った過去の合コンの嫌な思い出を思い出して沈んでしまっていたが、実際合コンが始まると、青山の話でとても盛り上がっていた。途中で席を立った青山について行った金城が、気になる子でもいるのかと聞くと、青山はなんだか濁してしまう。青山が場を盛り上げていたのにはとある理由があって――。

ハロウィン・読書・秋祭り…。白崎と過ごす秋は相変わらず「ど天然」でいっぱい！そんな日々を過ごす中、桃瀬は変わらず白崎との同居生活を送っていた。とある休日の朝、白崎から近所の美味しそうなお店を提案され、出かけることに。気になっていたお店で昼食を楽しんだ二人は、そのまま近くの公園を散歩することに――。

多くの乗降客が行き交う駅構内で巨大な広告を見上げている桃瀬と白崎。ついに桃瀬が初めて作った水族館の広告が公開される日を迎えたのだ。水族館に向かう道中、桃瀬は近くのカフェで元上司の黒野に似た男性を見つけてしまう。館内に入っても何かと黒野のことを思い出してしまう中、一緒にいた白崎は怪しい男がいることに気付く。その男が持っている封筒には、桃瀬が元いた会社の名前が書いてあって――。

金城の提案により、4人でプレゼントを持ち寄ってクリスマスパーティーをすることに。桃瀬は引っ越し先を決めるために日々物件探しを続けていたが、楽しかった白崎との生活が終わってしまうことに寂しさを感じてしまう。パーティーを楽しんだ翌日、たくさん悩んだ末、前に進むと意を決した桃瀬は不動産屋に電話をして引っ越し先を決めたのであった。そしてついに引っ越しの日を迎える――。