成績不振のバートはクラバパル先生から、このままでは５年生に進級させないと言い渡される。歴史のテストの前日、試験勉強が間に合わず焦ったバートは神頼みに走る。するとその夜、スプリングフィールドを猛吹雪が襲い、翌日は休校に。喜び勇んで外へ遊びに出ようとするバートを、リサが“勉強しなきゃ”と止める。

新発売の発毛剤の話を聞きつけたホーマーは、会社の健康保険をごまかして何とか手に入れる。おかげで髪はフサフサになり、バーンズ社長の目に留まって昇進。有能なゲイの秘書までつけてもらう。しかし、順風満帆なホーマーを妬んだスミサーズが秘密を嗅ぎつけ、処方箋を無効にしてしまう。

バートとリサのハロウィーンの怪談３本立て。悪霊の住む呪われた家へ引っ越した一家の運命は？ 一家を食おうとしたエイリアンは、家族を養うためだと言う。最後は、エドガー･アラン･ポー「大鴉」のパロディを！

スプリングフィールド原子力発電所の下流で、目が三つある魚が発見された。発電所は安全基準違反により重い罰則を科される。バーンズ社長は、自分が知事になって基準そのものを変えてしまえばいいと考え、コンサルタントチームを招集して知事選に出馬。選挙運動の一環として、シンプソン家を訪問する。そこでマージが振る舞った料理はなんと、問題の三つ目の魚だった。

地元の野球チーム、スプリングフィールド･アイソトープスの試合観戦に出かけたシンプソン一家。酔っぱらったホーマーが応援パフォーマンスを披露し、観客は大盛り上がり。チームの公式マスコットに任命される。やがてメジャーリーグからお声がかかるが、キャピタルシティの球場での大一番に大失態をやらかしてクビに。それでも彼は、友人たちから一目置かれる存在になれて大満足だった。

温厚な隣人ネッド･フランダースにイラついて我慢ならなくなってきたホーマーは、バートをけしかけ、ネッドの息子のトッドとミニゴルフで対決させる。負けた方の父親は、妻のドレスを着て庭の芝刈りをする約束だ。リサが禅の教えでバートを鍛え上げ、迎えた対決の日。息子２人は互角の闘いを繰り広げる。

シンプソン家の感謝祭。ホーマーはフットボール賭博に興じ、マージの母は何かにつけて文句ばかり。リサは尊敬するフェミニストの偉人をモチーフにテーブルの飾りを作ったが、バートが誤って暖炉の中へ投げ込んでしまう。叱られたバートは家を飛び出し、家族の心配をよそに街をうろつき回る。

リサの発表会の後、モンスタートラック･ショーの会場へ急いで向かったシンプソン家は、遅刻してコースに迷い込む。するとそこへ、“トラックザウルス”と呼ばれる巨大なスチームショベルが現れて、巨大な口から火を噴き、車を食べてしまう。それでも一家はショーを満喫し、バートは命知らずのスタントマン、ランス･マードックに夢中になる。スタントの真似をしてスケボーで無茶なジャンプを繰り返すバート。ついにエスカレートして、街の峡谷をジャンプすることに…！

暴力的なアニメ「イッチー＆スクラッチー」が子どもに悪影響を与えると考えたマージは、番組に対する抗議運動を起こす。要求は受け入れられ、「イッチー＆スクラッチー」は暴力描写をトーンダウン。すると子どもたちは、つまらないと言って番組を見なくなってしまう。ちょうどその頃、ミケランジェロのダビデ像がスプリングフィールドへやって来るが、マージの運動を支持した人々は、ダビデの裸を隠せと抗議し始める。

バーンズ社長の車にバートがはねられた。ホーマーは弁護士の勧めで社長を訴える。和解のための話し合いが持たれるが、マージはホーマーが事故を利用して金儲けしようとしているのが気に入らない様子。それを知ったバーンズ社長は和解金を支払わず２人を追い返す。取り乱したホーマーは、マージへの愛を見失う。

スシ屋で食べたフグの毒にあたったホーマーは、ヒバート先生からあと１日の命と宣告される。彼は残された時間を有意義に使おうと、死ぬまでにやりたいことのリストを作って消化していく。リサのサックスを聴き、バートにヒゲ剃りを教え、仲間とビールを飲み、父親との長年のわだかまりを解き、マージと抱き合う。そして、すべてをやり終え、静かに死を待つが…。

ホーマーとマージが子どもたちに、２人の出会いの物語を話して聞かせる。時は1974年。マージはクラスの優等生アーティ･ジフと仲がよかった。マージに一目ぼれしたホーマーは、討論チームに入って接近。思い切ってプロムに誘う。しかしマージはアーティとプロムへ。泥んこの道を独り寂しく歩いて帰るホーマー。しかし、アーティにしつこく言い寄られたマージは彼を捨て、ホーマーを迎えに行く。

教会で、盗みを働くと地獄に落ちると聞いたリサは、以来、ちょっとした盗みが気になって仕方ない。例えば、パパがケーブルテレビを不正に視聴していることとか。家族の魂を救うため、不正視聴はやめようと誓う。しかしホーマーはボクシングの試合中継を見ようと友達を招く。その様子を庭先から悲しく見つめるリサに気づいたホーマーは…。

マージの姉、セルマのために結婚相手を探すホーマー。しかし、なかなか有望な候補者が見つからない。そんな時、バートが学校でイタズラを働きスキナー校長に呼び出される。校長こそセルマの理想のお相手だと気づいたホーマーは、彼をディナーに招待。だが彼が一目ぼれしたのはもう１人の姉、パティだった。おかげでバートはお仕置きを免除されるが、セルマは独りぼっちで憂鬱になっていく。

ホーマーに異母兄がいた。デトロイトの自動車会社の重役、ハーブ･パウエルだ。ハーブは訪ねてきた弟ホーマーを、新車のデザイン責任者として雇う。しかし、ホーマーがデザインしたバカ高いモンスターカーが原因で、ハーブは破産。会社も潰れる羽目になる。

シンプソン家のおじいちゃんは、薬を取り違えたことをきっかけに、夫と死に別れた老女ビーと知り会う。２人はたちまち恋仲に。しかし、家族とサファリパークに出かけて帰ってくると、ビーは亡くなっていた。嘆き悲しむおじいちゃんは、ビーが10万ドルもの財産を遺してくれたのを知って飛び上がる。やがて、彼の周りに、おこぼれにあずかろうとする輩が群がりだす。

太ったお腹がつっかえて人前で大恥をかいたホーマーは、ダイエットを決意する。リサはマージが昔描いたリンゴ･スターの絵を発見し、才能を無駄にしないようアートスクールへ行くよう勧める。その甲斐あってマージは、下着姿でカウチに寝そべるホーマーを描いた絵で入賞。肖像画家を探していたバーンズ社長に雇われる。しかしバーンズ社長の特徴をつかむのが難しく、うまく描けずに試行錯誤していた時、ホーマーをバカにする社長の姿を見てピンとひらめく。

リサは代理教員のバーグストームに夢中。しかしある朝、登校してくると、先生はもういなかった。一方、バートはクラス委員に立候補。対抗馬のマーティン･プリンスに難なく勝てるはずだったが、友達もバート自身も、面倒なので投票に行っていなかった…。

最近、夫婦仲がうまくいっていないホーマーとマージは、カウンセリング合宿に参加するが、なかなか歩み寄ることができない。それどころか、ホーマーが宿を抜け出して釣りに出かけたことでマージはカンカンに腹を立てる。一方、家では子どもたちがパーティーを開いてドンチャン騒ぎ。子守のおじいちゃんはとうとう泣きだしてしまう。不憫に思ったバートとリサは必死に掃除をする。その頃ホーマーは、“シャーマン将軍”と呼ばれる伝説の大ナマズを釣りあげていた。

バート、ミルハウス、マーティンは、コミック･コンベンションの会場でどうしても欲しいコミックを見つける。しかし３人ともお金が足りない。そこでお金を出し合って買うことにするが、誰が保管するかでモメにモメる。マーティンを縛りあげ、バートとミルハウスが取っ組み合いのケンカをしていると、大事なコミックは風に飛ばされ…。

バートは輸血に協力し、バーンズ社長の命を救う。しかし社長からのお礼はカード一枚だけだった。ホーマーは社長を罵る手紙を書くが、すんでのところで投函を思いとどまる。ところが、その手紙をバートがポストに入れてしまう。ホーマーは取り戻そうと必死になるが失敗。手紙を読んだバーンズ社長は激怒する。