仕事も恋も失敗続きの貴生は、旅行代理店のさえない営業マン。憂さ晴らしに出かけた先で、貴生はよくわからないまま覚醒剤を打たれ逮捕されてしまう。会社からは解雇され、揚げ句、住んでいた部屋が火事になる。

再就職がうまくいかない貴生はある夜、住人のひとりである紫織が怪しい男に絡まれているのを見かける。弁当屋とスナックで働き、笑顔と関西弁を振りまきながら頑張っている紫織だが、実は昔の男が指名手配中だった。

プラージュのムードメーカーである通彦のもとに、かつての婚約者が突然訪ねてきた。だが会おうとしない通彦の切ない過去を知った貴生は、ウエディングドレスにまつわる2人のある夢を実現させようと奔走する。

貴生は美羽のあまりに壮絶な過去を聞かされ、体に残る傷痕も見てしまう。やがて、ある週刊誌に、殺人事件で一度は逮捕されながら冤罪の可能性があり再審中の住人・友樹が真犯人だと断定する記事が掲載される。

何者かに拉致された美羽。プラージュの仲間たちが救出に向かうが、相手は美羽が過去に起こした事件の被害者の遺族だった。そして、貴生たちは謝罪を迫られ、また友樹の事件の真相なども明らかとなる。