Épisodes 13
伽藍ノ洞 I
伽藍の洞 Ⅱ
目覚めた式の瞳には、万物の「死」が視えるようになっていた。
更に、自分の中にいたはずのもう一つの人格「織」が消えている…。
己の見つめる景色も理解できず、喪失感だけを抱えた式は、心を閉ざす日々を送る。
そんな彼女の心の隙間を狙い、その身体を乗っ取ろうとする浮遊霊たちが、動き出す。
Lire la suite痛覚残留 Ⅰ
黒桐幹也が出会ったのは、暗がりにうずくまるひとりの少女だった。
その制服は自身の妹、鮮花と同じ高校のもので…放ってはおけず自宅へと迎えたが、
幹也が目覚めた時、彼女はすでにいなかった。
翌日。式は橙子から、ある事件の犯人を保護する依頼を受ける。
一方、幹也は友人から後輩の啓太の行方を捜すよう頼まれる。
Lire la suite痛覚残留 Ⅱ
啓太たちのおぞましい凶行と、それゆえに課せられた浅上藤乃の報復。
幹也は式と藤乃の戦闘を止めるため、藤乃の過去を調べ始める。
しかし、全ての符号が一致した時、
藤乃の切ない叫びが響く。
Lire la suite俯瞰風景 Ⅰ
夏の終わり。廃墟となったビルから、少女たちが相次いで飛び降りる事件が起きていた。
自殺をする理由も、共通点もない少女たち。
橙子の依頼でこの事件の調査に向かった式は、ビルの屋上で、飛び降りた少女たちの霊と、浮遊する女性の霊を目撃する。
Lire la suite俯瞰風景 Ⅱ
巫条ビルを舞台に起こる不可解な連続自殺事件。
独自にこの事件の調査を進めていた幹也の身にも、異変が生じる。
憤りを感じる式。
そして、ついに式は巫条ビルの屋上で、浮遊する霊と対峙する。
Lire la suite殺人考察(前) Ⅰ
1995年、高校入学を控えた雪降る夜。
黒桐幹也は傘も差さずに佇む着物姿の少女に出会う。
そして幹也は、入学式でその少女……両儀式と再開する。
だが、式は幹也のことを覚えていない様子で……。
Lire la suite殺人考察(前) Ⅱ
式の中に「式」と「織」が存在することを知った幹也。
そして、彼女が殺人衝動を抱えていることも。
「このままだと、きっと私はあなたを殺すわ」
その警告を聞いてもなお、幹也は変わらず彼女に心を惹かれる。
Lire la suite殺人考察(後) Ⅰ
1999年、2月。
街は再び「通り魔事件」に怯えていた。
ニュースを見ながら、式は幹也に尋ねた。
「覚えてる?黒桐。人は一生に一人しか殺せないって」
しかし、幹也はその言葉を思い出せず……。
Lire la suite殺人考察(後) Ⅱ
殺人考察(後) Ⅲ
殺人考察(後) Ⅳ
ついに、里緒と対峙した式。
徐々に里緒を追いつめ、その喉元にナイフを突き付ける。
一方、「人は一生に一人しか人間を殺せない」その言葉を思い出した幹也は式を止めるため、急ぐのだが……。
Lire la suite殺人考察(後) Ⅴ
幹也の事を殺したという里緒の告白に、膝から崩れ落ちる式。
式の中で、幹也との温かで幸せな想い出たちが蘇る。
里緒が許せない式。だが、「先輩を殺したら許さない」という幹也の言葉も蘇る。
そして、彼女が選んだ道は……
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